Elinchrom FIVE レビュー: 強力でポータブルなバッテリー照明

軽量のポータブルストロボは数多くありますが、太陽に匹敵するほど強力なストロボや、スタジオ用ストロボとしても機能する十分なストロボはほとんどありません。 これらはまさに、Elinchrom が FIVE システムで対処しようとした問題です。

Elinchrom ONE に続いて、Elinchrom FIVE はポータブル電源の 131 W から 522 W まで飛躍的に性能を向上させ、ユーザーにオフカメラ照明ソリューションの制御性と多用途性をさらに提供します。 当然のことながら、この出力の増加と引き換えに、サイズと重量が大幅に増加しますが、それ以上の価値があると私が言うことを信じてください。

Elinchrom FIVE は、バッテリー駆動のポータブル ライトで、真昼の太陽に対して十分に明るく、撮影モードに関係なく高速同期 (HSS) と信じられないほど一貫したホワイト バランスを実現します。 ほとんどの人はこのストロボを気に入るでしょうが、その高出力と動作中に充電できるにもかかわらず、そのわずかにバランスを失ったデザインと大幅な重量増加に不快に思う人もいるかもしれません。

このライトについて最初に気づくのは、その大きさと重さです。 重さ3kgのProfoto B1Xと信じられないほど似ていますが、形状とデザインはこれ以上に違いはありません。

FIVE は信じられないほど頑丈に感じられ、硬質プラスチック ケースと金属コンポーネントの組み合わせで作られています。 各ライトには、傘のリフレクター、予備のバッテリー、リモートトリガー、充電器、その他の付属品を収納できるパッド入りのキャリーケースが付属しています。

ライトのマウントはユニットの前面近くにあり、デバイスの背面近くの底部に取り付けられたバッテリー用のスペースを確保しています。 これはデザインの観点からは理にかなっていますが、ライトをスタンドに取り付けるときにバランスが崩れます。 これは決して大きな問題ではありませんが、特に屋外で大きなモディファイアを使用して撮影しようとすると、少し頭の痛い問題になる可能性があります。 FIVE が非常にかさばることを考えると、ライトがどのようなシナリオで使用されるかに関係なく、ライトが安定して安全であることを確認するために土嚢をいくつか持参することをお勧めします。

ライトに関して気になったのは、傘の穴の大きさと位置です。 下の写真からわかるように、アンブレラ マウントは、ライト スタンド マウントの近くやライトの真上に見られる従来の配置ではなく、ライト チューブのすぐ上、リフレクター リング (使用する必要があります) の内側に配置されています。全体。

この配置と通常より小さいサイズにより、ほとんどの大きなモディファイアの中央の柱が太く、FIVE に完全に収まらないため、傘を見つけて適切に配置するのが少し困難になりました。 明らかに、理想的な解決策は、傘やソフトライターではなくソフトボックスを使用することですが、そのような種類の MOD を使用する人は、FIVE を購入する前に、それが適合するかどうかを必ず確認してください。 私のテストでは、66インチのパラボラといくつかの大きなPhotekソフトライターを動作させることができましたが、ライトのマウントが傘を奥まで差し込めなかったため、「適切に」配置されませんでした。

ライトの背面には大きな LED ディスプレイがあり、Profoto B シリーズ ユーザーにはよく知られているはずですが、操作が非常に簡単なボタン システムと、その下にメニュー ナビゲーション用のジョグ ダイヤルが付いています。 画面の上には、かなり大きなハンドル (車のスポイラーによく似ています) があり、大きく見えるかもしれませんが、ライトの重量と取り付け位置を考慮すると、ライトの位置を決めるときはハンドルをしっかりと握る必要があります。および修飾子。

ライトのバッテリーは、バッテリーに直接接続できる USB-C 接続を介して充電されます。また、Elinchrom FIVE のアクティブ充電システムのおかげで、スタジオまたはポータブルでライトを AC 電源に接続することもできます。 3.5 mm ケーブル同期の隣にある USB-C スロットを使用して、ロケ中にバッテリー パックや発電機を接続できます。

FIVE を差し込むと、バッテリー充電の定格である 450 回以上のフラッシュが可能になり、市場にある他の多くのバッテリー式ライトとは異なり、使用中にバッテリーを損傷することなくバッテリーを再充電することもできます。 。 私は既に Profoto システムに多額の投資を行ってきましたが、この機能だけでも FIVE は私にとって非常に魅力的なシステムです。

FIVE には印象的に明るいモデリング ランプが付いており、額面どおり素晴らしいのですが、少なくとも私のテスト中は、ユニットの温度が高レベルに上昇するまで待つのではなく、冷却ファンをすぐに高速回転させます。 そうは言っても、ファンは実際にはかなり静かで、数時間連続使用した後でもライトの熱レベルをかなり低く保ちました。 つまり、カバーをかぶせてそれぞれのケースに戻す前に、ライトが冷めるのを待つ必要がありませんでした。 とはいえ、ビデオ制作で使用するには音が大きすぎる可能性があります。

このデザインで少し奇妙に感じたのは、フラッシュ管の上に透明または曇りのドームがないことです。 私がこれまでに使用してきたほとんどのライトには、保護層を追加するための何かが付いていたため、電球が露出したシステムを使用してロケで撮影するのは少し緊張しました。 ライトを設置するときも、分解するときも、ぶつかって電球が壊れてしまわないか心配で仕方ありませんでした。

ここでの私の推測は、熱放散を促進し、すでにかさばるライトの重量を軽減するためにドームが廃止されたということです。 いずれにせよ、これらのライトを移動するときは注意し、安定した頑丈なライトスタンドに取り付けていることを確認してください。

最後に、Elinchrom ONE とは異なり、FIVE の背面のスクリーンはタッチ スクリーンではないことを言及しておく価値があります。 繰り返しますが、これは決して契約を破るものではありません。ONE に慣れていて、より大きな FIVE ライトに移行するときに同様のインターフェイスを期待している人にとっては、単なる役立つ情報です。

上で述べたように、Elinchrom FIVE には、変更を行うための非常に大きくて操作しやすいメニュー システムがライト自体の背面にあります。 ただし、ライトが扱いにくい、または届きにくい位置にある場合、電源、モデリング ライト、または同期設定を変更するためにオンライト メニューを使用することはできません。 ありがたいことに、FIVE ライトは、Elinchrom Skyport 送信機を使用してほとんどの設定を調整できます。

ライトの設定と送信機への接続は非常に簡単で簡単です。不慣れな方でも利用できる複数のガイドがあり、1 ～ 2 分以内に使い始めることができます。 接続すると、ライトの主要な機能のほとんどをこのトリガーから制御および調整できます。

トリガーに加えて、ライトは Elinchrom Studio アプリを介して Bluetooth で制御することもできます。Elinchrom Studio アプリはモバイル デバイスとデスクトップの両方で利用でき、ユーザーはすべてモバイル デバイスまたはコンピュータから複数のグループで最大 20 個のライトを制御できます。 。

トリガーとアプリの両方を使用して、フラッシュの出力を 0.1 単位で調整したり (出力調整は 7 段まで可能)、モデリング ランプのオン/オフ、オーディオ信号の調整、ライトのスタンバイ モード、および出力の調整が可能です。モデリング ランプ、さらに電源やライトの設定に関する「セットアップ」を保存して、同様の撮影ですぐに再利用できます。

ライトは 1/8000 秒の高速同期 (HSS) により動きを静止させ、「通常」モードのフルパワーでも 1.6 秒という高速なリサイクル時間を実現し、非常に印象的で、ファッション、ポートレート、写真の両方に役立ちます。そしてアクションショットも。 バッテリーは完全に充電されている場合、1 回の充電で約 450 回のフルパワーフラッシュを提供でき、電源に接続するとノンストップで発光できます。

明るさと色の精度に関しては、このライトは非常に正確な +/- 200K の光の一貫性の分散を提供し、私のテストでは、低出力の混合照明環境で撮影しない限り、基本的に色温度の目に見える変動はありませんでした。

これらの設定に加えて、Elinchrom FIVE は完全な TTL サポートを提供しており、初心者でもベテランの射手でも、箱から出してすぐに使い始めることができます。 最後に、モデリング ランプは「バイカラー」で、2700k から 6500k までの温度調整が可能で、クリエイティブな制御がさらに可能になります。

テスト中、私は完全な商業スポーツウェア キャンペーンとスタジオベースのさまざまな顔写真やポートレートで Elinchrom FIVE を使用しました。 全体として、ライトは信じられないほど印象的で、1 つのヘッドだけでも、Profoto B2 ヘッドを 2 つ組み合わせた場合よりも多くの光を生成できるほど強力であることがわかりました。

上で述べたように、低出力の混合光設定でも色温度は信じられないほど安定しており、TTL モードとマニュアル モードの両方で撮影する私の Nikon ミラーレス システムで信じられないほど素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。

以下は、傘や裸電球のショットを含む、1 つまたは 2 つのライト設定で Elinchrom FIVE ライトを使用してキャプチャされたさまざまな画像サンプルです。

実際のところ、Elinchrom FIVE は安価ではありませんが、非常に強力で驚くほど多用途なライトであり、スタジオでもロケでも、ほぼすべての写真ニーズに自信を持って使用できます。

このシステムは信じられないほど耐久性があり、非常に強力だと感じます。 私の使用中、f/8 以上で撮影した場合でも、ライトをフルパワーで使用する必要に近づくことはありませんでした。

Elinchrom FIVE は、1 つのライト キットで 1,849 ドル、2 つのライト キットで 3,649 ドルで入手できます。

Elinchrom FIVE の市場投入が比較的遅かったことを考慮すると、同様の出力を提供するポータブル照明ブランドがいくつかあります。 これらには、より高価な 2,739 ドルの Profoto B1X、2,395 ドルの Profoto B10X、またはより手頃な価格の 899 ドルの Godox/Flashpoint XPLOR 600 Pro が含まれます。

はい、特にすでに Elinchrom 照明を中心としたシステムを構築している場合は可能です。